【買取コラム】中国人作家 呉昌碩の作品をお譲りください

御所蔵の中国人作家 呉昌碩/呉昌碩の作品の買取価格を知りたい方は、お任せください。
#呉昌碩(Wú Chāngshì /1844‑1927)は、清朝末期から中華民国初期にかけて活躍した中国美術の巨匠で、「詩・書・画・篆刻」を極めた“四絶”の大家として知られています。
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呉昌碩の掛軸をお持ちでしたら、ぜひ古書と古美術こもれびにご相談ください。
先代様の呉昌碩のコレクションやご自身が蒐集されました作品、または譲り受けた呉昌碩の作品を鑑定して買取りいたします。
生い立ちと苦闘を経た覚醒
- 省安吉(紹興近郊)の文人家庭に生まれ、幼くして父から篆刻(印刻)の手ほどきを受けましたが、家は貧しく、レンガに釘で刻字するほどの貧困ぶり。
- 杭州・蘇州・上海で書や詩、画、篆刻を学び、40歳ごろ初めて絵を描き始めました。師には楊峴や任伯年らがおり、詩・書・画・印を総合する芸術家として覚醒
四芸を極めた芸術性
- 書では、石鼓文(戦国~前漢の古刻文字)に終生取り組み、篆書・隷書を自らの筆跡に融合し独特の力強い書風を確立
- 篆刻では「印癡(印章狂)」と称し、自作に対する熱情は並々ならぬもので、「西泠印社」を1903年設立し、1913年には同社の初代社長に就任
- 絵画では、牡丹・梅・蘭・菊など花鳥を大胆に描き、「上海派」の代表格として異彩を放ちました。田辺派とは異なる、中国伝統を活かしつつ創造力溢れる境地を拓きます
文人としての社会影響
- 「清代最後の文人」と呼ばれ、中国美術史の一つの時代を締めくくる存在
- 書画を生活の収入源とする“売芸型文人”としても先駆的であり、上海において文人美術の市場性と職業性を推進しました 。
- 日本とも深い縁があり、日下部鳴鶴や河井荃廬ら日本の文人や書家たちから尊敬され、上海で個展を開催し交流を重ねました
芸術的遺産とその現代的意義
- 書・画・印を統合する芸術観は、今日の中国文人美術の基礎を成す重要なモデルとなっています。
- 西泠印社の結成とその発展は、金石学や文化財保護、出版活動を通じた文化遺産の発信という観点からも高く評価されます 。
- 現代においても、日本や欧米での展示や研究が続き、その革新性と人間的魅力は色褪せません。
呉昌碩 査定価格におけるポイント
現在、中国本土および香港のオークション市場で呉昌碩の作品は高評価を維持しています。国内でもサザビーズや佳士得(クリスティーズ)など国際的なオークションでの取引履歴が多数です。
1. 真贋の確認
- 呉昌碩は人気作家ゆえに贋作が非常に多いです。
- 真作かどうかを判断するには、以下のような要素が重要です
- 署名・落款(印章)の位置や形状
- 墨の筆致(勢い、にじみ)
- 画題と詩文の一致性(詩書画の融合)
- 使用された紙や絹の質感
- 鑑定書や由緒あるコレクションの証明(西泠印社等)
2. ジャンルによる評価の違い
呉昌碩は「書」「画」「篆刻」の3ジャンルで作品を残していますが、
買取価格は以下のように異なります:
ジャンル | 買取価格帯 | 解説 |
書(書道) | 中~高額 | 石鼓文を基にした独特の書風。大作や詩文書は高評価。 |
絵画(花鳥) | 高額 | 牡丹、梅、竹、菊などが人気。 |
篆刻(印章) | やや低め(真作なら高騰) | 小品が多いため買取額は抑えられるが、真作はコレクター垂涎。 |
3. 保存状態・表装
- 表装(掛軸・額装)の状態も査定に大きく影響し、原本に近い状態で保存されているものほど評価は高くなります。
- シミ・虫食い・折れ・退色などがあると減額の要因になります。
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