【コラム/川端龍子展 日本画壇に挑戦し続けた革命児】
今年生誕150年を迎えた川端龍子の展覧会が13日土曜日より碧南市の藤井達吉現代美術館にて開催されています。
初日に伺うことができ、鑑賞してまいりました。
明治・大正・昭和という激動の時代を生き、「会場芸術」を掲げて圧倒的なスケールで超大作を生み出した日本画家・ 川端龍子(1885-1966)。
龍子は和歌山県に生まれ、上京して洋画家としてその画業を始めます。後に渡米し、ボストン美術館で見た日本の古美術に感銘を受け、1914(大正3)年に日本画に転向。その後、再興日本美術院展を舞台に、洋画の手法を取り入れつつ、次第に作品の巨大化を試みます。日本画の枠にとらわれない個性豊かな作品は、院展で異彩を放ちましたが、1928(昭和3)年に同院を脱退。翌年に、在野の日本画団体「青龍社(せいりゅうしゃ)」を自ら主宰し、そこから30年以上にわたって画壇をリードしていきます。龍子は、青龍社で「会場芸術」を掲げ、時代性を意識したテーマを圧倒的なスケールで描き出し、人々をあっと驚かせ、それまでの「床の間芸術」とは異なる新しい日本画のスタイルを確立させました。(展覧会パンフレットより)
ー 大正期に「展覧会場の壁面で見せる以上、それは特定の少数者のためではなく、広く大衆にうったえるべきである」と考えた龍子は、大画面の日本画作品の制作へと突き進んでいきました。そして、1929(昭和4)年に自らの美術団体・青龍社を設立すると、「大衆と芸術の接触」ために「会場芸術」を追求していく必要があると龍子は主張したのでした。時代は1930年代に入り、「非常時」と呼ばれた不穏な情勢の下、時事的な要素を取り入れた大作を龍子は次々と発表し、大衆の絶大な支持を得るところとなりました。
本年は戦後80年という節目にあたり、展示の中でも日中戦争下に戦闘機を描いた(香炉峰)(1939年)や、終戦を象徴的に表した(爆弾散華)(1945年)など大迫力の作品が印象的でした。上記の他に、初期の洋画、スケッチや挿絵、晩年までの日本画の大作を通し50年以上にわたった龍子の画業が楽しめます。
碧南市藤井達吉現代美術館
〒447-0847
愛知県碧南市音羽町一丁目1番地
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