コラム

川端氏の製作する作品は、酒器、食器や雑器、花器、水差し、扁壺など、備前の土の堆積状態(成分が持つ独特のむら)をそのまま土肌の表情として生かす”自然練り込み”という特殊技法と、穴窯による焼成の工夫で「レインボー備前」と呼ぶ色彩を表現、またろくろを使わず手捻りや紐作りで自由な造形を生み出す作風で知られています。

#川端文男　『備前　扁壷』共箱

KAWABATA Fumio

1948 神奈川県横浜市に生まれる

1974 備前焼全般を学ぶため、伊部の窯元へ入る

1975 窯元・金重利陶苑に入苑し、金重利右衛門に師事

1979 第 25 回日本伝統工芸展入選（同’86）

1982 伊部小家谷に築窯する

日本工芸会正会員となる

1990 第 7 回田部美術館大賞「茶の湯の造形展」田部美術館大賞

1991 第 2 回陶芸ビエンナーレ’91 佳作賞（同’93）

第 42 回岡山県美術展覧会山陽新聞社賞

’91 焼き締め陶公募展記念賞

1992 第 43 回岡山県美術展覧会岡山市長賞

1994 第 11 回田部美術館大賞「茶の湯の造形展」優秀賞

1998 第 41 回日本伝統工芸中国展岡山県知事賞

第 49 回岡山県美術展覧会岡山県教育長賞

2003 第 46 回日本伝統工芸中国展日本工芸会賞

2005 第 48 回日本伝統工芸中国展山陽新聞社賞（同’07）

2006 第 49 回日本伝統工芸中国展岡山市長賞

2010 第 61 回岡山県美術展覧会山陽新聞社大賞

2011 第 54 回日本伝統工芸中国展金重陶陽賞

2013 備前市指定無形文化財保持者に認定される

2022 第 80 回山陽新聞（文化功労）賞

※参照:備前市美術館

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